2011年9月23日金曜日

ちょっと気になった事

乳房の超音波検査をする時に一番大切な事はなんでしょう?


乳房に限らず、表在の検査で一番大切なことは何でしょう?
ビームを真っすぐ入れる事だと思うのです。
腹部とは違います。心臓とも違います。プローブをぐりぐり押したり、回したりしません。

コレ基本だと思ってましたが...


先日、ある人と話をしていて気になったことがありました。


「このまえ、乳腺の端のほうに腫瘤があって、なかなかキレイに描出できないし、横からあてたり...。エラストもうまく出来なくて、あっちからこっちから...横からやったり」

(横?)


おや? 基本的なところが間違っているような気がするのですが...?


乳房の大きい人は真上を向くとやはり横に垂れてきます。うらやましいですねぇ..
あ、そんな事ではなく。
足れたところは、ビームが真っすぐ当たらないと思うんですが...?
横からグニョっと言う感じでこの人はやっているんでしょうか?
横から当てて、大胸筋など入らないところでエラストを行っているんでしょうか?


ややや? 

検査のときに肩枕などを入れて乳房が真っすぐになるようにして検査をするのが良いと思います。
乳房の大きい人は(肩が痛くなければ)手を挙げてもらう方が、さらに乳房が固定されやすいと思います。
本当に大きな人は腹部のように体位変換を何度かしながら検査をします。

超音波検査と言うのは、なにかしら画像が映るので見たような気になってしまうんですが(よく私も...)、その映し出された画像が正しい画像なのかというのはとても大切だと思うのです。
そして、こわいのは検査している人しか動画を見ていおらず、静止画で「これです」と先生に判定してもらわないといけないtいうことです。
エラストも同じで押せば何かしら色がついてFLRなんていう数字まで出たりすると、もっともらしいのですが、それが正しく計測されたものなのかはとても大切な事だと思うのです。



超音波検査は難しい、難しい...と思いながら日々検査をしています。
エラストはさらに難しいですね。


日々精進。

2011年9月4日日曜日

第19回 日本乳癌学会学術総会 番外編

9月2日〜9月4日まで仙台で日本乳癌学会学術総会が行われています。

私は参加せずに家でこの電話帳のような抄録を眺めています。

参加した人たちのblogやtwitterなど読んでいると、新しい情報が入ってきます。


....と、お勉強も情報も大切なのですが、仙台のお食事情報もコレまた美味しそうな写真が続々とアップされています。
牛タンの情報が一番多いように思います。


眺めているだけでよだれが出てきそうです。



乳癌学会は大きな会で、多くの人が集まります。
多くの人が集まり、そしてものを買い、食べることで地元にお金が落ち、復興の役にたっているのだろうと思います。

この学会も当初は6月の予定でしたが、3ヶ月伸びて9月の開催です。
準備された先生方は本当に大変だったと思います。

春、秋は学会シーズンです。


次は大阪JABTS、そして乳癌検診学会と続きます。あれ、超音波検査学会はいつだったっけ?


こうして、人が集まり夜の街に繰り出し、お金を消費することで復興につながって行くと良いですね。
(あれ? ちょっとちがうか?)

何にしても、仙台の牛タンは美味しそうだな...という話でした。