2010年5月9日日曜日

アグネス・チャンさんの特別講演

特別講演はアグネス・チャンさん『私の命は、みんなの命』でした。

アグネスさんは乳がんを経験されたんだったよなぁ...くらいの知識しか無く聞いていました。
講演が始まると、すぐご自分の病気体験の話しから始まりました。
唾液腺(...だったかな?)の腫瘍があったようで、その手術を受け、その後遺症で右半分の顔の感覚がなくごはんを食べるのも大変で、顔も曲がってしまってテレビやコンサートなど人前に出るのが嫌だったとお話しされました。
その後、顔の方が落ち着いてきた頃胸にシコリを発見したそうです。

手術は聖路加国際病院でされたようです。
『術前のマッピングは普通のマジックでした。医療用の物があるのかと思ったら、普通のマジックなんです。』と奇しくも以前JABTSの講演で山田邦子さんがお話されたのと同じことを言われました。
ふつうの文房具のマジックと言うのは緊張している患者様にとっては、印象にのこるものなんでしょうか...? 


アグネスさんの話しを聞いていて、彼女の周囲の人はとてもステキな人が多いんだな..と感じました。
最初の唾液腺の腫瘍のときも、ショックを受けている彼女にお姉さんが
「命がある、生きているんだから、何を悲しんでいるのか?」と問いかけています。
良性の腫瘍なら心配をかけまいと手術までお母さんにも黙っていたら、
「あなた一人の命ではない。あなたを世に送り出したのは私だ。母親をなんだとおもっている?」と...
乳がんの告知を受けたとき、ご主人も
「ショックを受けても人にはそれぞれ寿命があるんだから、寿命が無くなれば亡くなってしまうけれど、寿命がある間は死なないんだから、あなたは生きている」
と...
言葉は少し違いますが、みなさんそれぞれ辛いのに、とてもステキな言葉をかけていらっしゃいます。


講演の間中涙腺は緩みっぱなしでした。



命の大切さ、命はつながれて行く...とても良い講演だったとおもいます。



最後に少し、ユニセフの活動の話しをされました。
もし、また機会があれば彼女の話しを聞きたいな...と思いました。

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